火の花前篇

創作です大宮です。

大丈夫な方のみ、お進みください。

台風一過。

猛暑。

とにかく、この夏を生き延びることを目標に、生活しとります私です。

なんとか。乗り越えるしかないですね。

短篇を、書きました。

今、お話は、難産

脳みそ溶けちゃってるからねー、この暑さで。

私のしあわせは、

大宮のお二人を眺めることに有り。()

今日はねー。

TV誌で、ひとつのスイカを仲良く持ってお口あんぐりな大宮を見られたからしあわせよ

大宮デス腐デス、妄想デスヨ。

ドウゾ、イッテラッシャイマセ。

興味、ある?

真夏の夜。

余計に体感温度が上がってしまうのを分かった上で、あえて熱烈に求め合った後、ニノが言った。

何に

主語が無い!とか、ニノには今まで散、会話の中で怒られ続けてきたけれど。

最近では、俺の短い言葉からそれを読み取る力を身に付けた彼が、遂には自分も同じことをしてるって、気付いているのか、いないのか

夏の、風物詩

そう言って差し出された、

彼のスマホ画面を覗き込む。

暗い背景の中央に、内から外へ、何枚もの細やかな花弁を勢いよく開かせた瞬間だと分かる、見事な大輪の花が、そこにあった。

花火、か

今までに見てきた花火の写真の中でも、

レベルはかなり高い方かも。

そもそもが、静止画で楽しむ類いのものじゃない。打ち上がり、花開いた瞬間、その迫力と入れ替わりに訪れる儚さを感じることに意味があるんじゃないか、と思うから。

それでも、素直に、

綺麗だって思っちゃったけど。

ん。夏だね、世間は。

各地で花火大会だってさ

行きたいの?

別に?今更おれが、そういうのを求める人間に見えてるんですか?アナタの目には

ベッドの上で、互いの脚を絡め合って横たわったまま。

ため息を付けば、

ふわり、と素肌を掠めるほどの距離。

にのが、そんな間近で、

じとっと俺に非難の目を向ける。

とんだとばっちりだ。

オマエが振ってきた話だろうが。

興味があるのかと思うだろ?フツーさぁ?

たまには、そう思ったっていいと思うよ

悪くはないんじゃない?

って、水を向けるのに。

思いませんよ。

だいたい、納涼とか銘打ってたとしたらさ、あり得ないのよ、花火大会で涼なんて取れやしないんだから。

とにかく今や、連日熱帯夜。陽が落ちても気温なんか下がらない。そんな中でよ?更に、うねるほど集まった人ゴミの熱まで浴びに行くの?ましてや、上がるのは、火のカタマリでしょ?

ほーら、メリットなんて1個もないよねー

情緒もクソもねえなあ

そーいうモンだと思うんだよなあ

超現実主義の、俺のコイビト。

屁理屈だろうと、ニノが言えば、

妙な説得力を持って俺に届く。

だよな。確かに、真夏の夜に、熱気溢れる人ゴミに混じって、火のカタマリを見て汗かきに行くなんて、どうかしてるよ、うん。

花火は、涼しい室内から見るに限る、か

そうだよ。情緒だって、最適な場で見てこそ、感じられるってものでしょ

今日は?都内でやってねーの?

今日?この近くでは無いかな

ふーん。まいいけど。次のライブの演出で、考えてねーのかな、潤は

ステージで見りゃいいや、って?

なら、自分のソロ演出で使ったらどう?

まーそれもアリか。考えとこ

そしたら。

おれは絶対に、特等席で鑑賞します

なんだ。結局見たいんじゃん

もちろんですよ

急に、かしこまった口調でそう言うと。

ニノは、意味有りげに微笑んだ。

つづく。